AndroidスマホからDAPに音楽を同期する方法
専用のミュージックプレーヤーをお持ちかもしれません。FiiO/Snowsky Echo mini、innioasis Y1、HiBy R1など、FLACを好みの音で鳴らしてくれるDAP(デジタルオーディオプレーヤー)です。面倒なのは、そこに音楽を入れる作業です。
よくあるのは、スマホからパソコンへ、パソコンからプレーヤーへという流れです。ケーブルをつなぎ、ファイルマネージャーを開き、タグが崩れないことを祈る。アルバムがすでにAndroidスマホに入っているなら、この回り道は無駄な手間です。
スマホをハブにする方法があります。DiscsでCDを取り込み、ライブラリはスマホに置いたまま、USBかSDカードでプレーヤーに直接同期します。マスストレージとMTPのどちらでも使えます。間にパソコンは要りません。
必要なもの
- USB-CポートのあるAndroidスマホ(またはChromebook)
- USBマスストレージかMTPに対応したポータブルミュージックプレーヤー(単体のDAPやAndroidベースのプレーヤーの多くが対応しています)
- プレーヤーとスマホをつなぐUSBケーブルまたは変換アダプタ
- Android用の音楽ライブラリアプリDiscs(Playストアで無料)
プレーヤーがmicroSDカードを使うタイプなら、カードを直接スマホに挿すこともできます。Discsはそれをリムーバブルストレージとして扱い、同じ方法で同期します。
スマホで取り込んで、そのままプレーヤーへ
CDからライブラリを作るなら、まずスマホで取り込みます。DiscsはFLAC(またはAAC/MP3)で、メタデータとジャケット付きで保存します。あとはDAPをつないでアルバムをドラッグするだけです。取り込みも同期も同じアプリで完結します。取り込みから同期までの流れは下の「CDの取り込みについて」で扱い、ここでは同期の手順を説明します。
対応するプレーヤー
Discsは幅広いプレーヤーに対応しています。プレーヤーがUSBマスストレージ(USBドライブとして認識される)で接続するか、MTP(Androidベースのプレーヤーやスマホの多くが使うファイル転送モード)に対応していれば、ほぼ確実に使えます。シンプルなMP3プレーヤーから、Android DAP、単体のハイレゾプレーヤーまでをカバーします。
自分のAndroid端末同士、たとえばタブレットからスマホ、スマホから別のスマホへの同期もできます。同期先の端末でファイル転送を有効にしておいてください。
動作確認済みの機種は次のとおりです:FiiO/Snowsky Disc、FiiO/Snowsky Echo & Echo Mini、HiBy R1、HiBy R3 Pro II、HiBy R4、HIDIZS AP80 Pro Max、innioasis Y1。リストにないプレーヤーでも、ドライブとしてマウントされるかMTPで認識されれば、まず問題なく使えます。
例外はiPodです。iPod独自のデータベースを使うため、現時点では対応していません。
Discsで音楽を同期する手順
1. プレーヤーを接続する
スマホのUSB-Cポートにミュージックプレーヤーをつなぎます。プレーヤー側がUSB-Cなら、USB-C to USB-Cケーブルか小型の変換アダプタが必要な場合があります。micro USBのプレーヤーなら、micro USB to USB-Cアダプタで接続できます。
2. Discsにデバイスへのアクセスを許可する
接続したデバイスへのアクセスをDiscsに許可するよう、Androidが確認してきます。「許可」をタップします。
3. ミュージックプレーヤーとして使うことを確認する
接続したデバイスをミュージックプレーヤーとして使うかどうか、Discsが確認します。チェックマークをタップして確定します。Discsはこの選択を記憶するので、設定はデバイスごとに1回だけです。
4. 閲覧して同期する
接続すると、2つの表示が使えます。
- プレーヤーをタップすると、プレーヤーにすでに入っている音楽を閲覧できます
- ライブラリをタップすると、スマホ内のDiscsライブラリを閲覧できます
同期するには、アルバムやアーティストを片方からもう片方へドラッグします。スマホからプレーヤーへも、プレーヤーからスマホへも、双方向で動作します。ファイル転送はDiscsが処理し、メタデータもそのまま保たれます。
これだけです。ファイルマネージャーも、フォルダ構成の管理も、どこに何を置くか迷う必要もありません。
SDカードを使う場合
プレーヤーがリムーバブルストレージを使うタイプなら、プレーヤー本体をつなぐ必要すらありません。
- プレーヤーからmicroSDカードを取り出す
- スマホのSDカードスロットに挿す
- プレーヤーを接続したときと同じ方法で、Discsから同期する
スマホはカードをリムーバブルストレージとして扱い、Discsは接続したプレーヤーと同じように認識します。プレーヤーにUSBのデータ通信機能がない場合や、カードを差し替えるほうが好みの場合に便利です。
ファイルマネージャーではだめなのか
音楽ファイルを手動でコピーすることもできます。Androidのファイルマネージャーはマスストレージデバイスを認識できます。ただ、この用途ではDiscsのほうが優れている理由がいくつかあります。
- メタデータが正しく保たれる。 Discsはタグを保ったままファイルをコピーし、プレーヤー上で適切に整理します。手動でコピーすると、ファイルがばらばらのフォルダに入り、プレーヤーによってはうまくインデックスできないことがあります。
- ドラッグで同期できるので速い。 アルバムやアーティストを選んでドラッグするだけです。入れ子になったフォルダをたどる必要はありません。
- 双方向で同期できる。 プレーヤーの音楽をスマホのライブラリに取り込みたいときは、逆方向にドラッグするだけです。
- どこに何があるかが分かる。 Discsは両方のデバイスの音楽を並べて表示するので、プレーヤーに何が入っていて何が入っていないかが一目で分かります。
CDの取り込みについて
CDから音楽ライブラリを作るなら、それもDiscsで対応できます。USBのCDドライブをスマホにつないでディスクを入れると、DiscsがCDの取り込み(リッピング)を行い、完全なメタデータとジャケット付きのFLACまたはAACでライブラリに保存します。あとは取り込んだアルバムをプレーヤーに同期するだけです。
取り込み、整理、同期まで、すべての工程がスマホの中で完結します。パソコンは一度も使いません。
料金
Discsはダウンロード無料で、ミュージックプレーヤーとしても無料で使えます。ミュージックプレーヤーへの同期とCDの取り込みは、買い切りの「CD Ripping & Media Sync」に含まれています。サブスクはありません。
DiscsでCD取り込みをすでに購入済みなら、同期も追加料金なしで使えます。
購入前に、CD2枚まで無料で取り込んで環境を試せます。
はじめる
PlayストアからDiscsをダウンロードし、プレーヤーをつなげば、すぐに同期を始められます。